東京円、ユーロ値下がり 一時100円割れ

31日の東京株式市場は、日経平均株価終値が前日より90円46銭(1.05%)安い8542円73銭で、約4カ月半ぶりの安値をつけた. 外国為替市場で円高が進んだことやスペインの金融不安が高まっていることを嫌気し、一時、180円近く下げ、8500円を割り込む場面もあった. 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同4.13ポイント(0.57%)低い719.49で、28日につけた今年最安値を更新した. 出来高は23億株だった. 3日の東京外国為替市場では、欧州共通通貨「ユーロ」が値下がり. 一時、2営業日ぶりに1ユーロ=100円を割り込んだ. 午後1時現在は、前日午後5時時点より17銭円高ユーロ安の1ユーロ=100円45~48銭. 対ドルでは、同12銭円安ドル高の1ドル=79円75~77銭. 欧州時間の2日に発表されたユーロ圏の5月の失業率が11.1%となり、1999年のユーロ導入以降の最悪を更新した. このため、前週の欧州連合(EU)首脳会議で政府債務(借金)危機の解決に向けた話し合いが進んだことによる楽観論が後退し、ユーロは売り基調になった. 北海道電力は29日の取締役会で、佐藤佳孝社長(61)が代表権のある会長になり、後任に川合克彦副社長(59)が昇格する人事を決めた. 同日付で社長交代となる. ◇ 川合 克彦氏(かわい・かつひこ) 京大経済学部卒. 1976年4月に北海道電力に入り、企画部長、常務企画本部長などを経て2010年6月から副社長.