NYダウ、小幅反落 1万2824ドル

東日本大震災による津波で、児童・教職員計84人が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校(宮城県)の近くを流れる富士川で14日、水陸両用のパワーショベルによる行方不明者の捜索が始まった. 学校近くの新北上大橋から下流約1.3キロの間をせき止めてポンプで排水. 地元の警察官の立ち会いのもと、「泥上掘削機」と呼ばれる湿地用の特殊な重機で底をすくい上げた. 津波の襲来を受けた大川地区では、今も50人近くの行方が分からない. 大川小学校の児童4人、教員1人も行方不明のままだ. 陸地での捜索は続いていたが、保護者らが川や水没地の捜索も要望. 市、県、国が協力し、水量の少ないこの時期に10日間にわたって捜索することになった. 20日のニューヨーク株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が打ち出した金融緩和策が市場の予想範囲だったため、大企業で構成するダウ工業株平均は小幅に反落した. 終値は、前日より12.94ドル(0.10%)安い1万2824.39ドルだった. ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数は、前日より0.69ポイント(0.02%)高い2930.45だった. (ニューヨーク=畑中徹).