結い」が政党設立届 政党交付金の受給資格

医療法人「徳洲会」グループをめぐる公職選挙法違反容疑事件で、自民党徳田毅衆院議員は12日夕、国会内で石破茂幹事長と面会し、離党の意向を伝えた. 石破氏によると、徳田氏は「党に迷惑をかけたくない」と理由を述べた. 徳田氏は4日に東京地検特捜部から事情聴取を受けた. 12日朝、徳田氏の姉ら6人が同法違反容疑で逮捕された. みんなの党離党者でつくる結(ゆ)いの党は20日総務省に政党設立届を提出し、受理された. これで政党交付金の受給資格を得たことになり、来年1月1日時点で所属議員数が現在の15人だった場合、年間の交付金額は約3億5千万円となる. 同党の江田憲司代表は同日、結党のあいさつで首相官邸安倍晋三首相と菅義偉官房長官を訪ねた. 江田氏が「既得権益を打破して規制改革、地域主権を断行していただきたい」と求めると、首相は「歴代内閣も規制改革をやり、いま本当に固い規制が残っている. やり抜かなければならない」と応じたという.