炎のランナー」、聖火と対面 映画作曲家ら

在日米軍再編見直しの基本方針について、田中直紀防衛相は8日の参院予算委員会で「(沖縄県宜野湾市の)普天間飛行場の移設と、沖縄の海兵隊グアム移転を切り離すことが前提だ」と述べた. 両問題をセットで扱わず、グアム移転を先行させる方針を日米両政府で大筋合意していることを認めた. 自民党の川口順子元外相に答えた. 基本方針は8日午後に田中氏と玄葉光一郎外相が発表する. 玄葉氏は同委で「詳細な部分は数カ月かかるのでは」と述べ、今春の首相訪米に向け最終合意を目指す考えを示した. 野田佳彦首相は日米協議について「普天間移設が進展せず、グアム移転にも米国の財政問題があるなかで(米軍の)アジア太平洋への関与を果たすためだ」と答弁. 「普天間の固定化は絶対に避けるが、辺野古移設の方針は変わらない」と語り、県が「事実上不可能」とする日米合意の名護市辺野古への移設方針は変えないことを強調した. 玄葉氏は「早期負担軽減へパッケージを緩めるよう県から要請を受けてきた. 嘉手納以南の返還も協議を進めている」と答弁. 普天間移設の実現後とされる同県嘉手納以南の米軍6施設の先行返還を米側に求めていくことを明らかにした. ソニーSCEは、ソニー・オンラインエンタテインメント(SOE)の管理・運営しているシステムが不正侵入を受けていたことを明らかにした. SOEは、PC向けのオンラインゲームサービスを展開している会社. 発表によれば、4月16日~17日にかけて侵入を受け、約2,460万のSOEアカウントに含まれている個人情報が漏えいした可能性があるという. さらに、約12,700件のクレジットカード情報なども取得された可能性があるとのこと. 現時点で判明している具体的な内容は以下の通り. ●流出した可能性のある個人情報 ・氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、性別、生年月日、ログインID、ハッシュ化されたパスワード(約2,460万) ・2007年当時のデータベースから、米国外在住ユーザーのクレジットあるいはデビットカード番号/有効期限 約12,700件(クレジットカードセキュリティコードを除く) ※このうちオーストリア、ドイツ、オランダ、スペイン在住ユーザーのダイレクトデビットカード購入履歴には、口座番号、口座名義、顧客氏名、顧客住所が含まれている(約10,700件) 対応としてSOEは、個人情報を保護するために必要なプロテクションサービスなどのサポート、サービス停止日数+30日の無料サービス提供などを検討している. 詳細は今週中に発表するとのことだ. ソニーSCEは先日、 PlayStation Networkへの不正アクセスについて現状を説明 、約7,700万件の個人情報が漏えいした可能性について言及しており、今回のSOE不正アクセス分も含めると、約1億件の情報が流出した可能性があることになる. ソニーはFBIと協力して調査を継続、全サービスの復旧に努めるとしている. 五輪開幕を翌日に控えた26日、ロンドン中心部の劇場では、五輪をテーマにした英国映画「炎のランナー」(1981年)でアカデミー賞作曲賞を受賞したギリシャの作曲家バンゲリス氏(69)が、曲とともに聖火ランナーを迎えた. 炎のランナー1924年のパリ五輪を舞台に、ライバル関係にある2人の英国人ランナーを描いた作品. ロンドン・ウエストエンド地区にあるギールグッド劇場では、映画を基にした舞台版を上演している. バンゲリス氏は映画のメーンテーマ曲が流れる中、主演俳優らと劇場前に設けた特設ステージに登場. 主題が始まると、女性のランナーが聖火を手に劇場前に姿を見せ、沿道を埋めた人々から歓声が上がった. バンゲリス氏も拍手したり俳優と肩を組んだりしながら通過するランナーを見送っていた.