ロダルテ、米ターゲットとコラボレーション

クチュールウィークが閉幕した. 最終日にショウを行なった ヴァレンティノ は、ハイストリートの洋服であれ、レディトゥウェアであれ、クチュールであれ、2011年春夏シーズンは、"ヌーディ"でいるべきだと示唆するようだった. オーガンジーやシフォン、繊細なチュールを用いてこの上なくシアーなルックに仕上げた. ヴァレンティノ以外に、 シャネル や ジバンシィ 、 エリー・サーブ らも、ニュートラルでペールトーンのカラーパレットを用いた. 一方の ジャンポール・ゴルチエ は、70年代パンクと、ムーランルージュの煌めくダンサーを融合させ、期待を裏切らないドラマティックなコレクションを披露した. ゴルチエのフロントロウには、カトリーヌ・ドヌーブペドロ・アルモドバル監督が顔を見せた. 2011年春夏オートクチュールのメゾン一覧は、こちら. 著名イギリス人フォトグラファーのランキンは、ロンドンのブリック・レーンで少し変わった展覧会「ランキン・ライブ」を開催する. 展覧会は2部構成で、1部が「ランキン・レトロスペクティブ」、2部が「シュート・ミー・ランキン」というイベントだ. 「シュート・ミー・ランキン」では、選ばれた1000人の一般人がヘア&メイクされたうえ、撮影から展示までが15分間で行なわれるもので、セレブ称賛の時代にあって、一般人がいかにグラマラスかということを示唆する内容だ. ランキンは、ジェファーソン・ハックと共に『デイズド・アンド・コンフューズド』誌を設立したほか、エリザベス女王トニー・ブレア前首相、ミハイル・ゴルバチョフをはじめとするセレブリティを撮影したフォトグラファーでもある. ケイト・モスはランキンとの仕事について「ランキンが撮影する時は、何を求めているかが明確で、どれだけ取り繕おうとしても自分の本当の姿が写ってしまうの. 彼は信用できるカメラマンだし、少なくとも私は信用しているわ」と語った. エキシビションの詳細は こちら から. エリン・フェザーストン、ジョヴォヴィッチ・ホーク、ローガン、ジョナサン・サンダースらに続き、NYを拠点とする人気デザイナーデュオのロダルテが、米小売り大手の「ターゲット」とコラボレーションすることが決まった. ロダルテのデザイナー、ケイト&ローラ・マレヴィ姉妹は、6月にCFDAファッション賞で「ウォーメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞したばかり. 今回は、ターゲットのためにドレスとスーツを中心とした55アイテムのコレクションをデザインした. ターゲットの広報担当者であるジョシュア・トーマスは、WWD紙に対し「ロダルテのすばらしい点は、そのフェミニンでモダンな視点からデザインされるディテールだ. コレクションは、レイヤードがポイントで、スパンコールやタイ、フェイクファーなどが用いられている」と話した. ターゲットは2006年から若手デザイナーにフォーカスした「ゴー・インターナショナル・プログラム」をスタートした. また、同社は人気デザイナーのアナスイアレキサンダー・マックイーンとのコラボレーションで話題を呼んだ経緯もある. ロダルテとのコラボレーションラインは、今年の12月20日から来年の2月6日まで、店舗とオンラインストアTARGET.COMにて販売される.