世界のトッププレイヤーが集結した『パンヤ

ゲームポットは2011年1月22日、AKIBA SQUAREにてPC用オンラインゲーム『スカッとゴルフ パンヤ(以下パンヤ)』の世界大会"パンヤワールドチャンピオンシップ(PWC)"を実施した. 『パンヤ』では、1年を通して行われるゲーム内の種目によって最強プレイヤーを決める"パンヤジャパンカップ(PJC)"というイベントを行っている. このPJCは国内限定の大会だが、今回行われたPWCは世界のトッププレイヤーたちが集結するワールドワイドな大会だ. 日本、韓国、タイ、アメリカで開催された予選を勝ち抜いた4名のプレイヤーが、各国の代表として団体・個人戦を戦い、世界一の称号を目指す. なお、アメリカは複数の州から選手が集結しているため、チーム名はグローバルとなっている. ここでは、団体戦個人戦、スタッフ対抗戦の模様や、各国の選手たちのコメントを掲載しよう. 中央の4人が日本代表「みつばJAPAN」の選手たち. また、試合の解説は過去のPJCで3度の優勝経験があるがん太氏が担当した(写真右). 4カ国の代表選手が心をひとつにして望む団体戦 初めに行われたのは、クラブマッチ形式の団体戦. 予選は日本VSタイ、韓国VSグローバルという組み合わせで行われた. 予選で使われたコースはWestWizの前半9ホール. 『パンヤ』では、チップインを積極的に狙っていくのが定石で、WestWizはチップインが比較的狙いやすい. ただし、3番、6番、7番ホールで、ピンの位置がティーショットの位置より下にあるため、チップインの難易度が高いので、ここをキッチリ決めていくのが勝敗のカギを握る. とはいえ、代表に選ばれるほどの腕をもった選手たちだけに、トマホークショット、バックスピン、ディープインパクトといったショットを使いわけ、スコアメイクしていた. ショートホールの6番では、ホールインワンをほとんどの選手が決めているのが印象的だった. 団体戦の予選は、日本代表対タイ代表は43対29ptsで日本の勝利、韓国対グローバルは、37対35ptsという僅差で韓国が勝利する結果となった. 初戦なので緊張していたり、いつもとは違うプレイ環境に多少とまどい、自分の力を出し切れないプレイヤーもいたようだ. 世界最強国を決める決勝戦は日韓の争いとなったが、過去の世界大会では韓国が勝っている. 日本はホームの有利さをいかして勝利をつかむことができるのか... . 会場に集まった観客たちが見守るなか、決勝戦が始まった. 決勝戦の舞台は、BlueLagoonの18ホール. ここは『パンヤ』のサービス開始当初からある原点ともいえるコースで、多くのプレイヤーに研究され尽くされている. それゆえに、少しのミスも許されない緊張感あふれる激闘が予想された. ちなみに、日本代表のIgarisan選手は、以前の大会で日本レコードを記録するほどこのコースを得意としており、「BlueLagoonでは負けたくない! 」とコメントしていた. 決勝は1番ホールから強い風が吹く悪条件でのスタートとなった. やはり最初は大事にしたいのか、各プレイヤーともに慎重にショットの方向を微調整していた. なお、多くのプレイヤーが、チャット欄に数字を打ち込み、風を考慮した緻密な計算を行ってプレイしているようだ. 立ち上がりの1番ホールを無難に終えたプレイヤーは、緊張がほぐれたのか、時折ガッツポーズを見せるなど、のびのびとプレイをしていた. 難しいショットを決めて見せ場を作ってくれる選手たちに、会場からは歓声や拍手が何度も起こてった. 韓国代表はアイディアあふれるコース攻略で観客の視線を釘付けにするが、絶好調のIgarisan選手率いる日本代表が一歩リードする展開. お互いミスが許されない厳しい状況の中、最高のプレイを繰り広げた. 結果は、序盤からリードをつけていた日本代表がそのままポイントを稼ぎ、最終的に77対67ptsで、日本が優勝した. 各国スタッフ対抗戦では、元日本代表選手もいる日本運営チームが優勝! 番外種目として、各国のスタッフ2名が出場しての各国スタッフ対抗戦も行われた. 運営スタッフの"パンヤ力"を競うこの種目は、その順位によって1月23日に行われるゲーム内イベントが変化する. 各国のユーザーにとってお得なゲーム内イベントとなるため、単なる余興ではなく、自国のユーザーのために本気の対決が繰り広げられた. PinkWindというコースで行われたスタッフ対抗戦を制したのは、日本運営チーム. これによって、日本での1月23日のゲーム内イベントは、獲得PPおよび経験値2倍に決定した. 世界最強の『パンヤ』プレイヤーの座は誰の手に!? 些細なミスが命取りに! 個人戦順位表. 同スコアの場合は、DeepInfernoのスコアで判定 イベント後半は、団体戦に出場した各国4名、計16名の選手たちによる個人戦が行われた. この試合は、1試合目がWhiteWiz、2試合目がDeepInfernoで行われ、2つのコースの合計スコアによって順位を決定. もっともスコアの高い選手が、世界最強の座を得ることになる. 1試合目のWhiteWizは、団体戦で使われたコースよりも難易度が高く、特に後半の14ホール以降は難しいホールばかり. 制限時間を考えて、前半はペースを上げて後半に備えたいところだが... . 試合は団体戦でも注目されたIgarisan選手がチップインを連発して、ほかの選手たちを牽引する展開に. しかし、前半を驚異的なスコアで攻略していくIgarisan選手だったが、12番ホールで大きなミスをしてしまう. そのタイミングで韓国の[if]Bcause選手が14番ホールでアルバトロスを取るなど、ほかの選手もIgarisan選手を猛追し、セーフティリードを取らせることなく次のコースへ. 2試合目のDeepInfernoは現在、一番難しいコースといわれている. トマホークショットを使うチャンスが少なくなり、ハイリスクハイリターンなバックスピンとディープインパクトを使わなければならない局面が多いのだ. 実際、以前のコースではカップに直接入るようなスーパーショットが多く見られたが、ここでは確実にカップに寄せる確実性の高い地味目なショットも活用されていた. この2試合目でも、目立っていたのはIgarisan選手. 17番ホールで大きなミスはあったものの、安定感のあるショットで高スコアを叩き出していた. 終わってみれば、上位を日韓の選手が占める結果に. 陽気にゲームに接していたアメリカ代表、計算が早く真っ先にホールアウトしていたタイ代表、緻密なショットを的確に決めていた韓国代表、そしてプレッシャーに打ち勝って優勝した日本代表. それぞれが持ち味を出し、名勝負を見せてくれた選手たちに、会場から暖かい拍手が送られていた. オンラインゲームのオフラインイベントというと、ユーザー参加の大会だけでなく、アップデート情報が流れたり、シークレットゲストが登場するなど、お祭り感覚のバラエティ豊かなイベントであることが多い. 今回のPWCは、物販や来場者向けの抽選会などもあったが、試合中心の進行となっていた. それは世界のトッププレイヤーたちが繰り広げる試合こそが、"最高のエンターテインメントである"という表れなのだろう. 次回の大会でも、高いレベルの名勝負に期待したい. みつばJAPANを牽引し、個人戦で優勝したIgarisan選手は、試合後のインタビューで「対戦相手の方が、(自分たちと)変わらないレベルだったので、緊張しました. それと同時に楽しいという気持ちでしたね. あとは結果がついてきてくれて、嬉しいです」と嬉しそうに、そしてホッとした表情でコメントしてくれた. なお、会場で販売していた『スカッとゴルフ パンヤ』ブランケットは電撃のオフィシャル通販サイト "電撃屋" で購入できるので、会場に行けなかった人はチェック! ゲームポットのオフラインイベントで名物キャラになり始めているスタッフさん. 気合が入りすぎて表情がこわいですが、とってもユニークでイイ人なのです. 世界ボクシング評議会(WBC)のダブル世界戦が6日、東京国際フォーラムであり、スーパーフェザー級は王者の粟生隆寛(28)=帝拳=が、同級1位ターサク・ゴーキャットジム(30)=タイ=を3―0の判定で下し、3度目の防衛を果たした. バンタム級は王者の山中慎介(29)=帝拳=が同級4位のビック・ダルチニャン(36)=豪=を3―0の判定で下し、初防衛に成功した. 世界戦の前座で登場した元WBCフェザー、バンタム級王者の長谷川穂積(31)=真正=は1年ぶりの再起戦となるフェザー級10回戦で、メキシコ選手に7回TKO勝ちした.