LVMHグループ、岩手県山田町・田の浜地

英の日曜紙『サンデータイムズ』恒例の「2012年英国長者番付」が発表された. ファッション界からは、百貨店「セルフリッジ」などを経営するウエストン家が総資産59億ポンドで10位に、「トップショップ」などを経営するアルカディア・グループのフィリップ・グリーン社長夫妻は総資産33億ポンドで17位にランクイン. また、大きく躍進したのは、「マルベリー」のオーナーであるクリスティナ・オング氏. 「マルベリー」の売り上げが好調であることが影響し、順位を昨年よりも53も上げて61位にランクインした. スタイリッシュなカップルとして注目されている、総資産2億8000万のサー・ポール・スミス夫妻、総資産1億9000万ポンドのデヴィッド・ベッカム夫妻の名前も見られた. 30歳以下ランキングでは、女優のエマ・ワトソンキーラ・ナイトレイ、モデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ナタリア・ヴォディアノヴァ、シンガーのアデル、フローレンス・ウェルチなどが名を連ねた. スーパーモデルのヘレナ・クリステンセンが、「スワロフスキー・クリスタライズド」の2012年春夏広告キャンペーンを撮り下ろした. 同キャンペーンには、スワロフスキー主催のモデル発掘オーディション「スワロフスキー・アンサインド・モデル・サーチ」の大賞受賞者である2人のモデル、リース・サンダースとフレヤ・マックヒューを起用している. ヘレナは、「彼女たちのように若いモデルとの撮影は、とても興味深く素晴らしい時間で、楽しいものでした. 経験豊富なモデルにとっても、撮影というのは決して簡単なものではありません. それに、若くて、モデル同士もお互いに知らない場合などは、さらに難しいと思います. でも、リースとフレヤは共に素晴らしいエネルギーを持ち合わせていたので、問題なく撮影に臨んでくれました」と今回の撮影に関して語った. 岩手県山田町の町長、沼崎喜一、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループの日本法人社長、エマニュエル・プラットそして、認定NPO法人国境なき子どもたちの会長、寺田朗子は3月27日(火)、岩手県山田町・田の浜地区に再建するコミュニティセンターの建設資金として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループが総額1億3000万円を提供する内容の確認書に署名した. 2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害を受け、同地区の住民の地域活動拠点となっていたコミュニティセンターは全壊. その再建のための資金を必要としていた山田町に、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループが国境なき子どもたちを通して資金提供を申し出たことで、今回の署名に至った. LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループでは現在、宮城県気仙沼市の「森は海の恋人運動」への支援、福島県相馬市の「LVMH子どもアートメゾン」の建設資金の提供を行っていて、今回の岩手県山田町への支援決定により、震災で最も被害が大きかった三県への支援が揃った. 同グループは、被災地への支援活動に引き続き取り組んでいく予定だという. 左から: 認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)会長 寺田朗子氏、岩手県山田町町長 沼崎喜一氏 、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン代表取締役社長 エマニュエル・プラット氏.